今回訪れた場所は、世界から注目されている「小諸蒸留所」さんへお邪魔してきました。小諸蒸留所は高峰高原へ向かう入り口にあり、QESTICA(軽井沢)からは車で30分程の場所にございます。浅間サンライン側から来ると、手前にある看板が目印です。
浅間サンラインから上がってきた場合
高峰高原から降りてきた場合
“小諸蒸留所とは”
長野県小諸市に位置するクラフトスピリッツの蒸留所です。美しい自然に囲まれた環境の中で、地域の素材を活かしたウイスキーやジンを製造しています。豊かな水源と高品質な原料を使用し、伝統的な製法と最新技術を融合させたプロセスが特徴です。また、地域コミュニティとの連携を大切にし、持続可能な生産を目指しています。小諸蒸留所は、日本国内外で高く評価される独自のスピリッツを通じて、訪れる人々に特別な体験を提供しています。
場所 | 小諸蒸留所 |
営業時間 | 10:00~19:00 (最終入場18:00 Bar L.O.18:30) |
住所 | 長野県小諸市甲4630-1 GoogleMaps |
電話番号 | 0267-48-6086 |
所要時間 | QESTICAから車で約30分 |
前置きはこれぐらいにして、早速小諸蒸留所さんに入っていきます。まずは素敵な売り場が広がっています。コチラでは自社のウィスキーだけでなく、日本のウィスキーの紹介やウィスキーのためのグラスなど様々な商品が販売、展示されています。
正直ここだけでもすでに楽しくなってしまうのですが、小諸蒸留所さんではウィスキーを楽しむための体験型プランがございます。これはもう絶対体験してほしいです。
そんな体験プランの内容ですが、ウィスキーの製造現場を見学できる「コモロエクスペリエンス」とウィスキーの飲み比べをしながらウィスキーについて深く学ぶことができる「コモロアカデミー」の2つです。詳しくは公式ホームページをご確認下さい。今回私たちは「コモロエクスペリエンス」を体験しました。
詳しく書いてしまうと体験してもらう際の楽しみが減ってしまうので、私たちが体験した内容については簡単に説明させて頂きます。
まず最初はウェルカムドリンク。コチラでは小諸蒸留所で製造されたウィスキーの原酒(樽で熟成される前のお酒)を味わう事ができます。また、お酒が飲めない方でもノンアルコールカクテルの用意やスイーツなども有りるので、運転手の方も 充分に楽しむことができます。
ウィスキーの原酒を飲むことはなかなかできない経験です。この透明の液体が樽で熟成することで、琥珀色のウィスキーに変わっていき、様々な味わいに変化していくわけです。
それではいよいよ製造ツアーのスタートです。まずは工場内に入る前にウィスキーの原料や製造工程についての説明。この段階でもすでに沢山学ぶことが沢山。 残念ながら工場内は撮影禁止なので写真はありませんが、中では製造工程を一つ一つ説明してもらうことができ、小諸蒸留所さんがどれだけ真剣にウィスキー作りに向き合っているのかがよく分かります。
続いてウィスキーを熟成させる為の貯蔵庫へ。
熟成という工程は、気温や樽の素材、期間など様々な要素が組み合わさっていくわけですが、まだまだ科学的な根拠で説明できない部分も多くあり、実際にどのような味に着地するかは製造者もわからないそうです。だからこそどんな進化をしていくか期待に胸を膨らませて待つ事がウィスキー作りの醍醐味なのです。
貯蔵庫の中は思った以上に気温が高く驚きました。小諸という場所で育つウィスキーを作る為に工場内ではあえて空調を入れず、自然の状態をそのまま生かして製造しているそうです。地元の人間として世界的に有名な小諸蒸留所さんがこのようなスタンスで地域と共にお酒作りをされていると聞いてなんとも言えない嬉しい気持ちになります。ちなみにこの貯蔵庫の見た目はウィスキーの樽をイメージしたデザインになっているとか。
蒸留所の皆さんが心を込めて製造しいている、小諸で育ったウィスキーがどのような仕上がりになるのか今から楽しみでなりません。
小諸蒸留所さんでは、ウィスキーという世界について本当に沢山の事を教えていただけます。これまで深く知らずに飲んでいたウィスキーも、様々なストーリーを知る事ができると、全く違う楽しみ方が広がります。貴重な体験をありがとうございました。